てぃーだブログ › 池武当新垣三線店三線製作日記(仮)

2012年02月09日

龍角散ダイレクト!

本張りの張替えのお仕事をいただきました。
皮は破れていないのですが、もう少し張りのある音にしたいとのこと。
ちょうどよい本張りのチーガがありましたので今回はチーガ取替えの作業となりました。

元々ついていたチーガを棹からはずそうとしたら
”ササッ”と音がしたので
あ~、お守りのマース(塩)だな!と思っってみたら

「龍角散ダイレクト」


お客さんがコンクールを受ける際にやはりこれも「お守り」として
チーガ(胴)とティーガー(胴巻き)の間に挟んでいたものでした。

マースもいいけど龍角散とは実用的!
なるほどなと思いました(笑)
私はコンクールを受けたことがないのですが
「定番」なんでしょうか?





もともとの三線の音色も悪くはないのですが、より「芯のある音」に変わりました。
3月には舞台に立たれるとのこと、龍角散とこの三線があれば大丈夫でしょう(^^)

動画も撮ってみたので見てみてください。


  

Posted by arakaki34 at 15:23Comments(0)

2012年02月05日

950000円の三線




うるま店にて人工皮取り付け終了の依頼を頂きました。
4挺の棹をお持ち込みで、カラクイや歌口、ティーガーなど取り付け弾ける状態にいたします。

そのうちのひとつがなんと950000円の値段シールがついたまま!
いわゆる八重山黒木です。
三線の価格は原木や材料を手に入れたコストや製作にかけた手間のほか製作者もしくは販売者の「簡単には手放したくない度」が希望小売価格として反映され、お店によってまちまちとなってます。

当店では50万くらいが最高に手間をかけた三線で、それ以上は材の希少価値(ここでいう希少価値は単に八重山黒木だからという意味ではありません)が反映されます。


お客様にとって大切な三線、お預かりいたします。
今回はとりあえず、人工皮を使っていてのちほど本皮に変えるだろうとのこと。
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Posted by arakaki34 at 11:29Comments(1)TrackBack(0)修理

2012年02月02日

オーダー カマゴン・江戸与那型(山口県M様)



だいぶブログの更新が滞ってましたが、久しぶりにオーダーも頂きましたのでゆるく復活させていただきます。


今回オーダー頂いたのは江戸与那型。糸蔵が通常の与那城型よりさらに長めとなっています。

ご来店時には同型の三線が展示販売しておりましたが、より愛着を持てるようにと原木よりオーダーして頂きました。

心、を込めて製作します。  

2011年06月09日

三線の乳袋を削る1

かなり久々のブログ更新となってしまいました(汗)

今回は、以前ご注文いただいた三線をご紹介いたします。

まずは、以下の写真をご覧ください。




普通の真壁型三線と比べて乳袋の部分が若干いびつな形をしていますが、これは乙、上、五のポジションのフラット(♭)を押さえ安くするためにお客様自身で加工されたものです。

私たち職人としては棹の美しさを保つ観点から、乳袋をこのように削ることはあまり積極的にはなれません。
一度ご依頼いただいたのですが、どのような奏法で演奏されるかどのように削ればよいかイメージがつかなかったためお断りさせていただきました。


でもよくよく考えてみると楽器である以上、演奏する人にあわせて楽器も変化させることによって機能美というものがでてくるだろうということで、新しく新調していただいた三線の乳袋をけずることになりました。




  

Posted by arakaki34 at 13:34Comments(0)製作

2011年02月02日

修理のご依頼





三線の修理の依頼が入りました。
というか完了して受け渡し終了しましたが(^_^;)

おじいさんの形見の三線で皮の修理の依頼でしたが、トゥーイを削り直し塗り直しすると尚よいとアドバイスしたら「そのようにしてください。」快くご依頼くださいました。

芯の部分から判断すると沖縄に生えていた琉球黒檀かもしれません。
写真をご覧のとおり芯材が黒く詰まっていません。沖縄に生えていた琉球黒檀、いわゆるクルチはもう数十年前から少なく、芯がしっかり入ったものはさらに少なかったようです。

いわゆる八重山黒木に関しては、物申したいことがたくさん、まぁそれはいつか書こうっと。



三線、なかなかいい仕上がりになりました!よかった!
このご時世、皮張り代金だけでも高くつくので、許容範囲であれば塗りやトゥーイ直しまで勧めることもないのですが、良い三線になるなと思ったら自信もってアドバイスしよう。

参考までに
胴を強化張りチーガに取り替え20000円
トゥーイ直し5000円
塗り直し10000円
計35000円  

Posted by arakaki34 at 19:26Comments(0)TrackBack(0)修理

2011年02月01日

逆強化張り!?


埼玉県の高校から、人工皮の三線の修理の依頼がありました。
皮が破れてしまった?とのことで
聞いてみると
ウマのところかがすれて穴が少し
あいている状態だそうで
とりあえず沖縄に送ってもらいました。(その他カラクイの予備も必要ということでした。

その学校では生徒さんがフルに三線を使うそうで、使用による摩擦ですり切れちゃったんでしょうか。

写真は接着剤で応急処置した後。





人工皮の裏がわに、本皮の切れ端で補強する、「逆強化張り」!で補修しました。



最近の人工皮は音質も向上しているのですが、その分、皮(ナイロン系のシート)が薄くなってるためかウマの部分から破れてしまうこともあるようです。


  

Posted by arakaki34 at 07:22Comments(0)TrackBack(0)修理

2011年01月20日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)5

カマゴン 与那城型 の三線が完成いたしました。

手元に置いておきたい!
と思うような三線を作ることができました。

胴は本張りで比較的強めに張っています。
弾き続けることでさらに良い音になるでしょう。

楽しみにお待ちください。



  

2011年01月20日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)5

真壁型 カマゴンの三線が完成しました。
チーガは本張りで仕上げました。

胴は父に仕上げてもらいました。

若干太めの棹になりましたが
全体のバランスに注意して製作しましたので
綺麗に仕上がっているかと思います。

父にオーケー出るまで手をかけたので
時間がかかりましたが。
楽しみにしていてくださいね!



  

2011年01月17日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)4

大阪府T・T様オーダーの カマゴン 与那城型の棹が完成しました。
こちらも磨き仕上げで仕上げています。
すごくバランスよく仕上がったかと思います。
どんな音になるか楽しみ。
もうすぐ完成します。

  

2011年01月16日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)4

神奈川県T・K様オーダーのカマゴン真壁型の棹が完成しました。
磨き仕上げで渋く仕上がっています。
オイルで仕上げたので深い色合いになっていますが
光に照らすと原木の綺麗な模様がうかがえます。

カラクイとチーガなどをつけ完成です。
もうしばらくお待ちください。





  

2010年12月08日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)3

大阪府T・T様オーダーの与那城型三線の棹。
顔(チラ)もだいぶ整ってきました。
左は参考にしている新垣喜盛製作の与那城型三線。



鳩胸も綺麗に仕上がってきましたが
まだ「もっさり」とした感じがあります。



父に添削を受けたら、案の定「まだしぼっていい」とのことで
さらに削りをいれていきます。
この繰り返しで、形が洗練されていきます。
  

2010年11月24日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)3

全体のバランスが決まり真壁らしくなってきました。
ここから難しくなってきます。
父から白えんぴつで添削を受けて、細かく整えていきます。



  

2010年11月19日

原木持ち込みオーダー(沖縄県N様)2

カマゴンの原木持ち込みオーダー、江戸与那型の三線です。
中型の美しい型に仕上がってきています。
この横から見たときの姿が新垣喜盛の与那型の特徴です。




  

2010年11月16日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)2

オーダーのカマゴン・真壁型の三線の棹です。
現在は、もうちょっと進んでいますが
途中経過報告として。
この無骨な姿から、だんだんと美しく整えていきます。



  

2010年11月09日

原木持ち込みオーダー(沖縄県N様)

カマゴンの原木持ち込みでのオーダーをいただきました。
江戸与那型を新垣喜盛が製作します。

オーダーされたN様は有名な民謡歌手のお兄様だそうで。
ご自身も謡い手さんだったのですがお体を壊されて、
現在は三線を聞いて、そして観て愉しんでらっしゃるそうです。
オーダーいただいたのも、棹とカラクイの取り付けまでで
「かーぎ(姿)」を味わうそうです。



さてさて、お持ちいただいたカマゴンの原木は知り合いから入手したそうですが
質のよい木なのですが、ちょっといただけない点がいくつかありましたので
参考までに解説させていただきます。

角材の状態からおおまかに三線の形にすることを「アラワチ」※といいますが
※漢字ではどう書くのでしょう?荒割ち?
あまり良くない削り方をされていました。



↑ 芯の部分が足りません。
☓印されている部分は切り落としますので
その部分を下の写真のように反対側にもっていかないといけません。

他の三線屋さんではどうなんでしょう?
切り落とさないで芯をずらして、いわゆる「シンアガヤー(芯上がり)」の状態にするのでしょうか?
池武当新垣三線店では、意図的に「シンサガヤー(芯下がり)」にすることはよくありますが
「シンアガヤー」はナシです。
切り落として、くっつけてでも「シンアガヤー」を避けます。 



そして、芯の根元が帯ノコで半分くらい切り込みが入れられていました。
う~ん、もったいない(>_<)




一見すると割れがないように見えるものでも




中では割れていることも少なくないです。



まあ、これはよくあることで削ってみないとわからないこともあるのですが
下の写真のように割れを予め埋めて、意図的に隠していることもあるのです。
ご注意を。



残念なアラワチでも、あとは職人の腕しだい。
綺麗に仕上げてくれるでしょう。楽しみです。
  

2010年11月07日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)2

オーダーいただいているカマゴン、与那城型の途中経過です。
全体のサイズとバランスをみながら削っていきます。

まだまだ遠い道のりですが、じっくり仕上げていきます。



  

2010年10月28日

六線の塗り完了



六線(六絃)の棹の塗りが完了しました。
塗りは別注しております。
ラワン系の雑木なので塗りも苦労されたようです。

塗りが完了しても念の為しばらく放置して
もう少し塗りが落ち着いてから胴と棹を再度ブーアティします。  
タグ :六線製作

Posted by arakaki34 at 00:13Comments(0)製作

2010年10月24日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)1

神奈川県のT・K様よりオーダーをいただきました。
カマゴン、真壁型です。
先日の与那城型のオーダーと同様、棹を父の監修を受けながら私新垣茂が製作いたします。
  

2010年10月23日

六線を







六線のご注文をうけました。
とはいっても、棹を仕入れて胴を取り付けます。
棹は他所から仕入れずに自前で準備したいのですが
予算の都合とお得意様からのご依頼なので。

なにより、勉強になりますので
引き受けてみました。

カラクイの取り付け、チルの穴の開け方、チルの結び方
歌口の間隔、ウマ(なぜか既製品は等間隔、これじゃあ弾きにくいのだが?)
糸掛け(これは既製品はなく、自前で作りました。)
チルの種類、主弦と復弦はユニゾン?オクターブ違い?

ん~。めんどくさい(禁句)
  
タグ :六線

Posted by arakaki34 at 00:23Comments(0)製作

2010年10月21日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)1



大阪府T・T様よりオーダーのご注文いただきました。
今回は、父喜盛ではなく、私、新垣茂が製作します。

とはいっても、父の技術を継承するべく
監修を受けながらの製作です。

材質はカマゴン、型は与那城型です。