てぃーだブログ › 池武当新垣三線店三線製作日記(仮)

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Posted by TI-DA at

2011年01月20日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)5

カマゴン 与那城型 の三線が完成いたしました。

手元に置いておきたい!
と思うような三線を作ることができました。

胴は本張りで比較的強めに張っています。
弾き続けることでさらに良い音になるでしょう。

楽しみにお待ちください。



  



2011年01月20日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)5

真壁型 カマゴンの三線が完成しました。
チーガは本張りで仕上げました。

胴は父に仕上げてもらいました。

若干太めの棹になりましたが
全体のバランスに注意して製作しましたので
綺麗に仕上がっているかと思います。

父にオーケー出るまで手をかけたので
時間がかかりましたが。
楽しみにしていてくださいね!



  



2011年01月17日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)4

大阪府T・T様オーダーの カマゴン 与那城型の棹が完成しました。
こちらも磨き仕上げで仕上げています。
すごくバランスよく仕上がったかと思います。
どんな音になるか楽しみ。
もうすぐ完成します。

  



2011年01月16日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)4

神奈川県T・K様オーダーのカマゴン真壁型の棹が完成しました。
磨き仕上げで渋く仕上がっています。
オイルで仕上げたので深い色合いになっていますが
光に照らすと原木の綺麗な模様がうかがえます。

カラクイとチーガなどをつけ完成です。
もうしばらくお待ちください。





  


2010年12月08日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)3

大阪府T・T様オーダーの与那城型三線の棹。
顔(チラ)もだいぶ整ってきました。
左は参考にしている新垣喜盛製作の与那城型三線。



鳩胸も綺麗に仕上がってきましたが
まだ「もっさり」とした感じがあります。



父に添削を受けたら、案の定「まだしぼっていい」とのことで
さらに削りをいれていきます。
この繰り返しで、形が洗練されていきます。
  


2010年11月24日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)3

全体のバランスが決まり真壁らしくなってきました。
ここから難しくなってきます。
父から白えんぴつで添削を受けて、細かく整えていきます。



  


2010年11月19日

原木持ち込みオーダー(沖縄県N様)2

カマゴンの原木持ち込みオーダー、江戸与那型の三線です。
中型の美しい型に仕上がってきています。
この横から見たときの姿が新垣喜盛の与那型の特徴です。




  


2010年11月16日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)2

オーダーのカマゴン・真壁型の三線の棹です。
現在は、もうちょっと進んでいますが
途中経過報告として。
この無骨な姿から、だんだんと美しく整えていきます。



  


2010年11月09日

原木持ち込みオーダー(沖縄県N様)

カマゴンの原木持ち込みでのオーダーをいただきました。
江戸与那型を新垣喜盛が製作します。

オーダーされたN様は有名な民謡歌手のお兄様だそうで。
ご自身も謡い手さんだったのですがお体を壊されて、
現在は三線を聞いて、そして観て愉しんでらっしゃるそうです。
オーダーいただいたのも、棹とカラクイの取り付けまでで
「かーぎ(姿)」を味わうそうです。



さてさて、お持ちいただいたカマゴンの原木は知り合いから入手したそうですが
質のよい木なのですが、ちょっといただけない点がいくつかありましたので
参考までに解説させていただきます。

角材の状態からおおまかに三線の形にすることを「アラワチ」※といいますが
※漢字ではどう書くのでしょう?荒割ち?
あまり良くない削り方をされていました。



↑ 芯の部分が足りません。
☓印されている部分は切り落としますので
その部分を下の写真のように反対側にもっていかないといけません。

他の三線屋さんではどうなんでしょう?
切り落とさないで芯をずらして、いわゆる「シンアガヤー(芯上がり)」の状態にするのでしょうか?
池武当新垣三線店では、意図的に「シンサガヤー(芯下がり)」にすることはよくありますが
「シンアガヤー」はナシです。
切り落として、くっつけてでも「シンアガヤー」を避けます。 



そして、芯の根元が帯ノコで半分くらい切り込みが入れられていました。
う~ん、もったいない(>_<)




一見すると割れがないように見えるものでも




中では割れていることも少なくないです。



まあ、これはよくあることで削ってみないとわからないこともあるのですが
下の写真のように割れを予め埋めて、意図的に隠していることもあるのです。
ご注意を。



残念なアラワチでも、あとは職人の腕しだい。
綺麗に仕上げてくれるでしょう。楽しみです。
  


2010年11月07日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)2

オーダーいただいているカマゴン、与那城型の途中経過です。
全体のサイズとバランスをみながら削っていきます。

まだまだ遠い道のりですが、じっくり仕上げていきます。



  


2010年10月28日

六線の塗り完了



六線(六絃)の棹の塗りが完了しました。
塗りは別注しております。
ラワン系の雑木なので塗りも苦労されたようです。

塗りが完了しても念の為しばらく放置して
もう少し塗りが落ち着いてから胴と棹を再度ブーアティします。  
タグ :六線製作


Posted by arakaki34 at 00:13Comments(0)製作

2010年10月24日

オーダー カマゴン・真壁型(神奈川県T・K様)1

神奈川県のT・K様よりオーダーをいただきました。
カマゴン、真壁型です。
先日の与那城型のオーダーと同様、棹を父の監修を受けながら私新垣茂が製作いたします。
  


2010年10月23日

六線を







六線のご注文をうけました。
とはいっても、棹を仕入れて胴を取り付けます。
棹は他所から仕入れずに自前で準備したいのですが
予算の都合とお得意様からのご依頼なので。

なにより、勉強になりますので
引き受けてみました。

カラクイの取り付け、チルの穴の開け方、チルの結び方
歌口の間隔、ウマ(なぜか既製品は等間隔、これじゃあ弾きにくいのだが?)
糸掛け(これは既製品はなく、自前で作りました。)
チルの種類、主弦と復弦はユニゾン?オクターブ違い?

ん~。めんどくさい(禁句)
  
タグ :六線


Posted by arakaki34 at 00:23Comments(0)製作

2010年10月21日

オーダー カマゴン・与那城型(大阪府T・T様)1



大阪府T・T様よりオーダーのご注文いただきました。
今回は、父喜盛ではなく、私、新垣茂が製作します。

とはいっても、父の技術を継承するべく
監修を受けながらの製作です。

材質はカマゴン、型は与那城型です。


  


2010年10月17日

かつおぶし



これ、鰹節じゃあ、ありません。
ゆし木(イスノキ、ユスノキ)の削りかすです。

これは、ゆしの芯材、いわゆるユシの実の削りかすですが
最高のゆし木は、サクサクとノミが入り
ナイフを当てると、まるでカツオ節のように削れます。



父いわく、「最高のゆし木が最も三線に適しているんじゃないか?」とのこと。
ゆし木にもいろいろな木質あり、一般的には3万円程度からが相場だとは思いますが

実がしまった(実と書くべきか、身と書くべきか?)最高のゆし木は
今では、ほとんど手に入りませんので、写真のゆし木は6ケタは下りません。

相場や他店との比較で価格を決めることも必要なことですが
職人が材の良しあしを見極め、伝え、自信を持って価格に反映させる。
それも技のひとつだと思います。



  


Posted by arakaki34 at 04:13Comments(0)木材

2010年10月15日

このブログについて

こんにちは、池武当新垣三線店と申します。
沖縄県の伝統楽器である三線を家族で製作、修理、販売しております。

沖縄市松本の本店と、うるま市(旧具志川市)のうるま店の2店舗で営業しております。
ちなみに池武当(いけんとう)(方言読み:いちんとう)は本店がある沖縄市松本6丁目あたりの呼び名のことです。


このブログでは、日々”生まれてくる”三線の製作状況や、お客様からの修理の依頼など、工房での様子を綴っていきたいと思います。


また、三線に関する疑問や相談などあれば、お気軽にメッセージをお送りください。



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池武当新垣三線店 http://www.arakaki34.com
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もうひとつのブログです。新垣家の次男・新垣茂が綴る三線屋的毎日。
(毎日でも、ほぼ毎日更新でもありませんが(^_^;))
お知らせ、ゆんたく、雑記など。


  

Posted by arakaki34 at 02:01Comments(0)このブログについて